慢性糸球体腎炎(IgA腎症)なるものになりました その4
最初の入院は2週間ほどだったでしょうか
過ぎてみればおもったよりも短い時間で退院なんだな
という感じでした。
尿カテーテルが外れ、トイレに自分で行けるようになっても
ベッドで体を起こすのに2~3分
立ち上がるまでに2~3分
トイレまで2~3分
みたいなゆるやかさで震えながら移動し
カテーテルを突っ込まれたことで散らされた尿道が痛みを訴える中
どうにかして用をたし、改めてベッドへ戻っていく……
みたいなことをしたり、
歩けるだけあるきましょうね~
寝てるだけだと治り遅いのでね~
って言われて、待合室までよろよろと歩いていく(片道7分くらいかけて)
というのを地道にやっていました。
リハビリとやらはこんな気持ちなのか……とあの時は思っていましたが
辛いとかなんでこんな目に……とかは全く思わず
どっちかというと、この体験を元になんかお金稼げないかな
くらいに思っていました。
さて、退院までの間の体の様子ですが
切った脇腹が痛い、と言うのはもちろんなんですが、
体験して初めてわかったことが幾つかありました。
自分はこうだった。というだけですべての人に当てはまるわけでは無いと思いますが
まず1つに、その3でも少し書いた、
手術後は胃が潰れてご飯が食えない(と思う)という事
お腹は減っているし、気持ち的にはバクバク食べたいんだけども
すこしずつお腹にご飯を入れてもすぐにいっぱいになってしまうのです。
固形物を飲み込むのもなんとも大変で辛かったです。
もう1つはこれも自分の想像が入っているのですが
体を切り開いたことで体内で上手いこと収まっていた内蔵が動いたのだと思います
横になって寝返りをうったり、体を起こして立ち上がったりする度に
内蔵共がごろりと動くような嫌な感触がありました。
医師に相談したら、あんまり聞いたこと無いねぇ
しばらくしたら定着するよ~みたいなことを言われたんですが
これ通常アカン位置で定着したらどないしよ……とちょっと不安になりました。
ちなみに今は恐らく正しい位置で定着してくれていると思うので大丈夫です。
この内蔵コロリン状態は退院後もしばらく続きました。
だいたい1ヶ月くらいは気持ち悪かった気がします。
内蔵コロリンの副作用として面白かったのが
立ち上がってあるき始めると右肩が異常に痛くなることでした。
色々ググったところ、どうやら内蔵のあたりの神経が刺激されると
回り回って右肩が痛くなることでした。
なおその情報は妊婦さんたちがそう言う経験をするらしい
というところから来たので、僕は実質妊婦の気持ちも味わったといえましょう。
退院後も回復に向けた散歩が必要だった期間は
クッ……今日も右肩がうずきやがるぜ……
って感じでした。 特に雨の日とかは関係なく痛かったです。
そして、このブログをここまで書いていて
最初の手術の後しんどかった要因の一つを思い出しました。
あれほど、あれほどしんどかったのに今まで忘れていたのはなぜなんだろう
脇腹かっさばいた後、最もしんどいと思わせる原因となったのは鼻だったのです。
続く
このブログを読んでくれた友人数人に
話が怖いと言われました。
別に怖くないだろ と反論した所
明日は我が身かと思うと怖い とのこと
不摂生、体力低下、筋力低下……
体を壊さないようにしないとですねぇ……