袖はなくとも振りたい

アウトプット用に作りました。Laravelのこととか書きます。

慢性糸球体腎炎(IgA腎症)なるものになりました

第1話 開放腎生検の巻

 

厳密に言えばだいぶ前からなっていました。

 

健康診断で、結構昔から尿検査で引っかかっていたんですが

色々と自分の立ち位置的なものがかわり、

いい加減健康に対してちゃんと向き合うか……と決意し

毎年引っかかっていた尿検査について、クリニックで見てもらった所

 

「あーこれは腎臓ですね、もっとちゃんと調べて見たほうがいいかと思います」

と言われ近場のBigな病院を紹介されることに

 

この段階では

「腎臓か……内蔵はどんな屈強な者でも鍛えられぬ……」

とか思っていたんですが、病院で精密な検査を受けた所

 

「慢性糸球体腎炎かと思いますね。

 ただそうと確定させるには検査手術が必要で……」

 

という説明をされました。

「手術か……仕事休めちゃうな……」

くらいに考えていました。

 

最初の説明では

「背中のあたりからボールペンの芯くらいの太い針をね

 ダーンと刺して、腎臓の組織をなんぼか採取するのね

 で、採取した組織を検査して、どんな病気かってのを確かめるわけ」

という感じでした。

 

この時の詳しいリスク的な説明であったのは以下の通り

・針でダーンと刺すときに腎臓の悪くなっているところにあたるかどうかは

 やってみて検査してみないと分からない。

 (だいたい取れるから大丈夫だと思うけど絶対とは言えない)

・諸々の条件に一致しない場合はお腹パカーと開いて直接採取することもある

・針ダーンと刺したあとに出血が止まらなかったりするとお腹がピンチになることも

 まぁそうなったらすぐ対処するから突然死んだりはしないよ

 

みたいな。

最初はマジか……もしやべーことになったらやべーじゃん……

って感じで狼狽えたものの、

しかしコレをやらないことには腎臓は悪化の一途を辿る

と思うと結局はそれでいいっす……と答えざるを得ない

ま、なんかやらかされたら訴えてそれで残りを生きよう。

みたいな嫌すぎる肝の座り方をしていたというのもあります。

 

この段階で判明していたのは

慢性糸球体腎炎 という症状であることでした。

最終的にはIgA腎症だね という話にはなるんですが、

今のところは慢性糸球体腎炎と思われていました。

 

慢性糸球体腎炎が何かというと

腎臓にある糸球体というところが慢性的に炎症をおこしているよ

という病気で、ほっとくと

腎臓の機能を果たすことができる部分がゆるやかーに減っていって

20年後には人工透析だね! って感じでした。

人工透析になると、機械を使って血液を入れ替えるようになるため

正直しんどい。という感じの生活が約束されてしまうということでした。

 

自分としては10年以上ほっぽいて置いたのに

まだ20年も余地があるのか……とよくわからない感動をしていましたが

今のうちに処置すれば色々なんとかなりそう。

ということだったのでありがたいことでした。

 

さて、腎臓の組織を取る手術(処置)のことを

腎生検 と呼ぶらしいのですが、この前段階の検査のひとつに

血が止まりやすいかどうか を調べる項目がありました。

 

やりかたは、耳たぶをカッターの刃のようなものでチクっとやり

それが止まるまでの時間を計る と言うものだったんですが

自分の場合、耳に刃物が近づいて、それが耳を……切った!!!

 

みたいなのを嫌ーに想像してしまったので

一気に血の気が引いちゃって、その場でスーッっと意識を失いましたw

一瞬のことで、次の瞬間にはあ、囲まれてる

あ、近くのベンチに移動させられてる。

みたいな感じですぐ意識を取り戻しはしたんですが、

病院の評価的には

「コイツ血だめだわ、すぐ気失いよる」

って感じの低評価だったために、

背中側から針をぶすっと という腎生検をやらない事になりました。

 

背中に針やってるときに意識失われるとマジ困るから

というのが理由の一つだったのと

耳たぶの出血が止まるのもそんな早くもないというのが理由だそうです。

 

つまるところ医師が出した結論は

腹かっさばいて腎臓にダイレクトアタックだ!

でした。

 

それを聞いた段階では

「あー、始めての経験だな。

 まぁ全身麻酔ってことだし、起きたらグラブり放題じゃん

 今のうちに入院中にどうやって遊ぶか考えとかないと!」

と思っていました。

 

今現在、色々な治療がだいたい終わって

薬をのみ続けている状態ですが

この時の手術後から退院までが一番の地獄でした。

 

続く